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企画社の社是 
「大事な時にちゃらんぽらん」

●ちゃらんぽらん のコピー

 これが当社の社是です。

 この社是の書かれた額を見て、急に怒り出した経営者や私をたしなめる人、又、大変感銘したと後日この額を借りに来られコピーさせてくれと言ってくれた人,様々です。
 分かる人には何となく分かるが、分からない人には全く理解されない言葉。
言い換えれば幅のある言葉。もしくは、その人の人生をも映し出す言葉とも言えるかもしれません。

 この言葉は、直木賞作家の色川武大、又の名を麻雀小説で有名な阿佐田哲也の言葉です。


●色川武大

 色川武大は雀鬼としても有名で、麻雀放浪記をまさに実践された人で、数々の修羅場勝負を経験し、勝負とはとか、遊びとは、生きるという事は,という人間の本質を問う様な人生を生きた人です。
 最近では、伊集院静が「いねむり先生」という本を出しましたが、そのいねむり先生とは色川武大の事で色川は麻雀をしていて突然寝てしまう奇病の持ち主で生涯この病気に悩まされましたが、回りの人間はその奇病を暖かく見守り、最後は色川の個性になってしまうくらい色川は回りの人を暖かく包み回りの人を幸せにしてしまう不思議な魅力を持った人だったそうです。

 色川自身の「大事な時にちゃらんぽらん」の解釈は色々ありますが、一つ説明しますと勝負事に於いて究極的な場面で本物の勝負師はその瞬間ふっと力を抜き、流れにまかせる境地の世界を持っているとの事。
 野球に於いても有名なバッターはこの試合での最大の見せ場のその瞬間はふっと力を抜き最大限な力を発揮するという。
この力の抜き方が難しく、言葉では分かっていても、なかなか心と体がそれを掴む事が難しいと色川は、語っています。

 私自身の解釈では、デザインとか設計に於いて、どれだけ一生懸命考えても何も生まれない、発想も浮かばない。
ふとしたキッカケで閃いたりする事があります。
 ある人はトイレや浴室、又はデニーズのイスに座ると閃いたり、考えが進んだりする事があるという。

 要するに“ふっと力が抜ける”時に何かが生まれるという現象ではないだろうか。
“ちゃらんぽらん”をそのまま解釈すれば、いい加減でルーズな言葉と取れるが、色川の場合は達人や一つの事を究極まで突き詰めた人が“ふっと力を抜く”という意味だと思います。
又、この言葉と同じような意味合いとして、五木寛之が“他力本願”の意味を仏教的な解釈で説明しています。

“他力本願”とは、他の力にタヨルとの解釈ではなく、万象、手を尽くし、全ての力をそそいだ後に、あとは“他”の力でしかない。ある意味では開き直り、もしくは、あとは“風が吹くのを待とう”という心境を言うと解釈しています。


“他”の力とは“見えない力”なのです。


 物を創り出す。何か新しい発想をするためにはこの“見えない力”が必要なのです。

 当社の社是の意味は、日々の努力を続け究極まで自分を追い込み、最後のここぞという場面で“ふっと力を抜ける”人間を目指すという事なんです。
そして、“見えない力”を導き出したいと思っております。

樺澤

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